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辺見庸 研究 ~内宇宙への旅~

辺見庸の発言は、ときに「荒れ球」や「魔球」もあるが、「剛速球」が身上である。その根源にある思考とは何か。

37.「スィン」と「クライム」:仮説の構築 

辺見庸の「罪に関する思考」に触発されて導き出した仮説。

 1.「スィン」と「クライム」の領域には次の3領域がある。

 〇人間

 〇国家、社会(世間)、メディア等での権力

 〇資本主義経済、国家社会資本主義

 2 罪の種類と内容は次のように規定できる。

  クライム  :(他人の生命・心身・財産の損害)

  (犯罪)   *違反根拠(法令抵触の有無)

           Explicit   法令違反

           Inplicit    脱法規 超法規

         *反動的クライム *革命的クライム

        スィン   : (人倫・宗教戒律に違反)

       (罪業)   *クライムの根茎にある罪

         *クライムより広義の罪              

        イニシャルスィン :(業としての罪、不完全な動物)

        (原罪)   *人間であることの恥辱

                  * 国家・諸権力の暴力性

3 クライムとスィンへの対処

      国家に与しない、関わらない

     個を貫く

             身体を担保して抗う

             告発、開示

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

註1

 国家・資本主義体制へのクライムとスィンについては次のものがある。

       反動的・侵略的な「クライムとスィン」

       抑圧 差別 収奪 排他的利己を推進する。

反逆的・抗暴的クライムとスィン

       反抑圧 反差別  反不条理

       歴史の進歩に資する

       自律分散的コミューン志向

註2

 クライムに重大犯罪から微罪があるように、スィンについても同様のことが言える。

註3

 仮説の検証は別稿にて行う予定である。