辺見庸 研究 ~内宇宙への旅~

辺見庸の発言は、ときに「荒れ球」や「魔球」もあるが、「剛速球」が身上である。その根源にある思考とは何か。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

B-23 止まったままの時計

広島と長崎に「新型爆弾(原爆)」投下の恐れがあることを軍部は事前に察知していた。にも関わらず、投下当日はなぜか警報が解除された状態であったという。警報が発せられていれば少なくとも何万人の命が助かっていたはずだ。 しかも原爆投下予知関連情報な…

B-22 空費だ、世界なんて

月刊『本の旅人』に連載中の「月」(辺見庸)。 そこにさりげなく組み込まれている至言。 「ひとのやることのほとんどは、だれかのまねなんだってさ。(中略)にんげんのやることのほとんどがじぶんだけのオリジナルでなければならないとしたら、大混乱だよ…

B-21 心ばえ

森友・加計問題の茶番劇がマスコミをしばらく賑わしていたが、アベ首相夫妻の直接関与はなかったとの「詭弁」で肝心のことがほとんど「解明」されないまま終わろうとしている。そのかんひたすら自己保身を図る「北朝鮮の独裁者」が政治的駆け引きに走る。J …